赤ニキビの治し方~赤ニキビの原因から改善方法を5つ紹介~

ニキビと言えば赤ニキビをイメージする人も多いでしょう。
ニキビの中でも進行した状態の赤ニキビは、正しい治し方をしなければ肌に大きなダメージを与えてしまいます。赤ニキビの特徴を押さえて、一刻も早くケアを開始しましょう。

 

赤ニキビってこんなニキビ

●痛みや火照りあり
赤ニキビは、アクネ菌が増殖して炎症を起こした状態です。
症状が悪化すると、痛みを感じたり火照りを感じたり周囲の皮膚まで腫れを起こす事もあり、見た目的にも赤く目立つのが特徴です。

●腫れて大きくなる
悪化すると腫れてかなり大きく成長する事もあるので、精神的にもストレスになりやすいニキビだといえます。

 

赤ニキビ発生の詳しいメカニズム

●毛穴の詰まりから
赤ニキビも始まりは、白ニキビと同じで毛穴が詰まり皮脂が排出されにくくなる事からスタートします。

●アクネ菌が大繁殖し炎症
そして最終的には、毛穴の内側でアクネ菌が大繁殖して炎症を起こした状態が赤ニキビです。

●炎症を起こす原因
もう少し詳しく説明すると、皮脂を餌としてアクネ菌が内部で増加すると皮脂が遊離脂肪酸に分解されます。この遊離脂肪酸は、炎症作用がある為、赤ニキビとなってしまうんですね。

●ニキビの炎症を進行させる活性酸素
またアクネ菌は、紫外線にあたると大量の活性酸素を発生させるため、内部にたまった皮脂が酸化して炎症物質である過酸化物質になります。これもニキビの炎症を進行させ赤ニキビが発生するメカニズムのひとつです。

 

赤ニキビの治し方

1.抗炎症作用のある成分を使う

●第一に炎症を抑えること
赤ニキビは、とにかく炎症を鎮める事を第一に考える必要があります。炎症が長引くと肌にダメージを与え、深刻なニキビ跡などを残す必要があるからです。ですから抗炎症作用のある成分が配合された外用薬やスキンケアを使用する様にしましょう。

●参考成分
甘草(グリチルリチン酸ジカリウム)・サリチル酸

■甘草(グリチルリチン酸ジカリウム)とは

甘草(かんぞう)エキスは、マメ科植物のカンゾウの根・茎から作られる漢方です。
活性酸素の除去だけではなく、抗炎症作用や免疫力を高める効果があります。
そのため、大人の白ニキビから赤ニキビにまで効果を発揮してくれます。
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■サリチル酸とは

殺菌効果が強い
医薬品にも使われるほど殺菌効果が強い成分です。主に皮膚科でのニキビ治療に使われていて、ニキビケアには欠かせません。
ターンオーバーを正常化
角質を柔らかくする働きがあるので、ターンオーバーを正常化し、古い角質を除去するピーリング効果があります。肌が柔らかくするので、その後使用するスキンケアを浸透しやすくします。
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抗炎症成分以外には、アクネ菌を抑制する抗菌成分を使用するのも赤ニキビには有効となります。

 

2.赤ニキビには刺激を与えないこと

●洗顔やスキンケア時は特に気をつける
また、これ以上の炎症の悪化を防ぐ為にも赤ニキビには刺激を与えない事も大切です。洗顔やスキンケア時に強く触れない様に心掛けましょう。

 

3.ビタミンCは外側・内側両方で補う

●抗酸化作用・皮脂抑制・抗炎症作用
そしてビタミンCは外側から補っても、内側から補っても赤ニキビに効果的な成分です。
ビタミンCには、抗酸化作用・皮脂抑制効果・抗炎症作用などの優れた働きがあり、どれも赤ニキビに有効となります。

●肌の再生
また、コラーゲンの生成を促す作用もあるので、炎症によりダメージを負った肌の再生にも役立ってくれるのです。

 

4.ビタミンBや漢方薬

●ビタミンBをサプリメントで摂取
ビタミンBは健康な肌細胞をつくるのに欠かせない栄養素です。ビタミンBが不足すると正常な細胞が作られないことでニキビなや口内炎ができやすいと言われています。食事で必要な量を摂れない場合はサプリメントで摂取するのもニキビケアには効果的です。またビタミンCと同様に皮脂抑制効果もあります。

●漢方の力も取り入れる
漢方は即効性はありませんが、じわじわと身体の内側から根本解決に向かわせる力があります。もちろんそれぞれ処方されるものには、ニキビの膿を出させ炎症を抑えるもの、炎症を緩和するもの、血の巡りを良くし老廃物を身体の外へ排出することを促す成分など多岐に渡ります。健康になりながらニキビを治したい方に向いています。

赤ニキビは外と内から治していくのがベストと言えます。

 

5.腫れや炎症が強く痛みを感じる場合は皮膚科へ

●医師が処方しないと市販で買えないものがある
飲み薬の抗生物質は医師に処方してもらわないと手に入りません。薬事法により市販は禁止されているからです。ジュクジュクした炎症が悪化したニキビは、医師の下適切な処置を受けましょう。皮膚科でも上記のように抗炎症作用や抗菌作用のある外用薬、ビタミン剤や皮脂分泌抑制剤、ビタミン剤・漢方が処方されるでしょう。肌の状態によっては、ピーリングやイオン導入により赤ニキビの解消を目指すこともあります。

 

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